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初心者向け実践

【全行程 写真付き】丸スツールにクッションをつける

無塗装の丸スツールにクッションを取り付ける全工程を写真付きで解説。浮造り加工とミルクペイントで脚をエイジング風に仕上げ、タッカーを使ってクッションを取り付けます。

【全行程 写真付き】丸スツールにクッションをつける
スツールクッションリメイクエイジング加工塗装

意外と簡単なクッション取り付け

今回は無塗装の小さな丸スツール(豆スツール)を塗装してクッションを取り付けます。クッションを取り付けると、座り心地も良くなるし、かぶせる布でいろいろなアレンジが考えられますね。意外と簡単にできるんですよ! 脚の部分は浮造り+ペイントでエイジング感を出すとかわいくオシャレになります。 という訳で、今回は無塗装「丸スツール」のクッション仕上げの方法について。

まずは材料と道具を準備

素材となる丸スツールは、1年前にサンプルで作成した子供用の豆スツールです。 作品サンプルとして作りましたが、無塗装のまま。今回はこちらをリメイクしたいと思います。 その他に準備する物はこちら。

準備する材料と道具
  1. ベースとなる丸スツール(無塗装)
  2. チップウレタンスポンジ(20mm厚)
  3. のり付きスポンジシート(5mm厚)
  4. タッカー
  5. 端布(はぎれ)(座面を覆う大きさ)
  6. コットンテープ(2cm幅)
  7. 真鍮釘(22mm)

この他に、木工用ボンド、両面テープを用意しました。 ベースとなる丸スツールは市販のものでもかまいません。チップウレタンスポンジは古くなった座椅子を解体して入手しても良いですし、ネット通販でも入手できます。のり付きのスポンジシートもネット通販で入手できます。 端布とコットンテープは手芸用品店で入手できます。仕上がりをイメージして選びましょう。

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工程1 脚部の塗装「浮造り加工」

前回紹介した浮造り加工を脚部に施したいと思います。 バーナーでこんがりと焼いていきます。ワイヤーブラシが入らないところや、見えない部分、脚の裏など、必要の無い部分は焼く必要はありません。

バーナーで脚部を焼く

煤(すす)を落として濡れぞうきんで拭き上げました。ワイヤーブラシが届かない隅の部分は、小さなワイヤーブラシか、サンドペーパーなどを使って煤を落としておきましょう。使い古した歯ブラシなどでも良いですね。

煤を落とした脚部

工程2 脚部の塗装「ミルクペイント」

スポンジブラシを使って、ミルクペイントを施します。 塗りにくいところから塗っていくのがセオリーです。今回の場合、座面の下の中央部分が入り組んでいて非常に塗りにくかったです…。 木材のつなぎ目や節などの小さな穴には、ブラシを押しつけるようにして塗ると、塗料が入り込んで上手く塗れます。

ミルクペイントを塗る

1度塗りではムラがあったり、下地が透けたりするので、何度か乾燥-塗り重ねを繰り返します。今回は4回塗り重ねました。ミルクペイントは比較的乾燥時間が短いので、今回の塗装では2時間程度で完了。ドライヤーがあれば、強制的に乾燥させることも可能です。

塗り重ねた脚部

工程3 脚部の塗装「エイジング加工」

ミルクペイントが乾いたら、サンドペーパーで表面を研磨して、年輪部分を出していきます。加減は好みによりますが、今回は比較的ガッツリと年輪が見えるように研磨してみました。

サンドペーパーで研磨

全体のバランスを見ながら削り残しの面が無いように全体(焼いた部分)を研磨します。 角の部分を多めに削ると雰囲気が良くなります。 削りかすは最後に布でキレイに拭き取りましょう。

研磨後の脚部

仕上がりのアップです。仕上がり加減は好みによりますが、これくらい年輪が見えていても良い感じだと思います。 ぱっと見、ぽろぽろと塗装がはげ落ちそうに見えますが塗料はしっかりとついているので、家具として普通に使っても問題ないです。

仕上がりのアップ

工程4 クッションの取り付け「スポンジの取り付け」

脚部の塗装が終わったので、いよいよクッションを取り付けていきます。 チップウレタンスポンジにスツールをのせて、座面に合わせてマジックで罫書き線を書いていきます。

座面に合わせて罫書き

マジックで書いた線に沿って、ハサミで丸くカットします。2cm程度の厚みのチップウレタンスポンジであれば普通の事務用ハサミで十分カット出来ますが、さらに厚いスポンジの場合は裁ち切りハサミなど、大きなハサミでカットすると作業性が良いです。

スポンジを丸くカット

2cmのチップウレタンスポンジではちょっと厚みが物足りないので、2段重ねにします。 下段のスポンジは一回り小さくしてみました。こうすることで出来上がりの形がキレイに仕上がると思います。上段のスポンジの縁は斜めに少しカットしてあります。

スポンジを2段重ね

スツールには、木工用ボンドで貼り付けます。1段目と2段目のスポンジも木工用ボンドで貼り合わせます。 木工用ボンド以外では、「スプレーのり」なども貼り合わせに使えます。

スポンジをボンドで貼り付け

5mm厚ののり付きスポンジシートを上からかぶせます。のり付きなので、座面の形を整えながら座面の縁にシートを貼り付けることが出来ます。今回使用したシートは粘着力が強いので、貼るだけで形を整えることが出来ましたが、タッカーを使ってシートを固定しても良いです。

のり付きスポンジシートをかぶせる

裏返して、余分なスポンジを切っていきます。

余分なスポンジをカット

こんな形になりました。まだちょっといびつな形をしていますが、最終的に布を固定する際に調整していきます。

スポンジ取り付け後

工程5 クッションの取り付け「布をかぶせる」

スポンジの上から布をかぶせていきます。布は「タッカー」を使って固定します。「タッカー」とはホッチキスの針よりも一回り大きい同じような形の針をコの字型のまま打ち出して、布や薄板を固定する道具です。

布をかぶせてタッカーで固定

針を打つ順番は以下の図を目安にして下さい。対角上に打っていきます。

タッカーを打つ順番の図

針を打つ際には、布をひっぱって形を整えながら、しわが出来ないように気をつけましょう。 8番まで打ったら、針と針の間を補完するように布をひっぱりながら隙間無く針を打っていきます。写真のようなチェック柄の場合、偏って引っ張ると柄が歪んでしまうので、ひっぱる力加減に注意しましょう。

隙間なく針を打つ

布を張り終わったら余分な布をハサミでカットします。長く残してカットすると縁を隠す際にはみ出てしまうので、端は短めにカットしていきます。(針を打ったところから3~5mm程度)

余分な布をカット

カットし終わりました。 クッションの形も丸くなって良い感じになってきました。後はタッカーの針を隠す加工を施します。

布を張り終わった状態

工程6 クッションの取り付け「仕上げ」

最後の仕上げは、タッカーの針や布の縁を隠す加工です。 まずは座面の縁にぐるっと一周、両面テープを貼り付けます。 座面の板の下からテープがはみ出ないように気を付けましょう。

座面の縁に両面テープ

2cm幅のコットンテープを両面テープで貼り付けていきます。布の端やスポンジがコットンテープからはみ出していないか注意しながら、きつめに巻いていくと良いです。

コットンテープを貼る

コットンテープは開始位置と重なるようにし、端は折り返して真鍮釘で固定します。 2~3カ所を縦に固定すると良いですね。固定部分は下の写真の部分ですが、釘を打つときにちょっと失敗して位置がずれてしまいました。ビシッと並んでいる方が格好が良いですね。 コットンテープは両面テープで貼り付けただけでは弱いので、何カ所か真鍮釘で固定しています。

真鍮釘で固定

完成しました! 2~3才のお子さんにちょうど良いサイズ。 座面の布と脚部が薄い色なので、コットンテープは濃い色にしてメリハリをつけてみました。

完成した丸スツール

設計もしっかりシミュレーション!

スツールや椅子は、座面の高さや脚の角度などのバランスで座り心地が大きく変わります。作る前に設計図でしっかり寸法を確認しておくと、失敗が少なくなりますよ。

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caDIY3Dの製品画面

クッションの取り付けは、いろいろと応用出来ます。【まとめ】

今回は、実際の作品での浮造りエイジング加工とクッションの取り付け方法について紹介しました。 椅子作りでも、クッションがあるとずいぶんと座り心地が良くなると思います。 丸スツール以外でもクッションの張り方は基本的には同じで、最後の布をタッカーで留めた後、針をどのようにして隠すか(見えないところならそのままでもOK)を考えれば良いですね。

背もたれ付き椅子の座面裏での固定例

背もたれ付きの普通の椅子だと、上の写真のように布を座面の裏側に折り返して固定し、この座面を椅子本体に取り付けるのが一般的です。

材料さえあれば作業時間もそんなに掛かりません。今回の規模なら30分程度ですね。 いろんな作品作りに応用してみて下さい。